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立川談春と立川志らくの関係は?

立川談春と立川志らくの関係について調べてみました。








立川談春は、17歳のときに高校を中退して談志に弟子入りしました。


志らくよりも1年半早い弟子入りです。







この頃、「魚河岸で働いて、礼儀作法からみっちり身につけて来い!」という談志の考えで、弟子はみな築地市場で働かされていました。


談春も1年間、築地で働いています。


志らくも入門時に談志から築地行きを命じられました。


しかし、志らくはこれを断りました。


普通は激怒されるはずですが、志らくの場合はそこがまた気に入られてしまい、談志はうれしそうにこう言って、談春を嫉妬させました。


「河岸へ行って修業してこいって云ったら、野郎、嫌ですって云いやがンだ。 じゃあクビだって云ったら、クビも嫌ですとよ。両方嫌じゃしょうがねェよナ。それじゃウチに入るかと聞いたら、はいって涼しい顔してやがる。変なヤツだぞ」


築地で働いている最中だった談春が兄弟子として注意しても「私は、自分のしたくないことは、絶対にしたくないんです。師匠は分かってくれています」と志らくは答えました。







その後のある日、談志は談春の胸中を見透かして、「お前に嫉妬とは何か教えてやる」と言って、次のように話しました。


「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、

自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。

一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。

本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。

しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。

芸人なんぞそういう輩のかたまりみたいなもんだ。

だがそんなことで状況は何も変わらない

嫉妬に陥ると、つい相手の実力にケチをつけたくなるものだ。

しかし、相手の評判を貶めたところで空しいだけ。

本当に悔しければ、とるべき行動は別にあるはずだ」







談志にそう指摘された談春は、それ以来、志らくと出来るだけつるむようになりました。


そして、志らくの古典落語への愛情、覚えの早さにビックリするのでした。


結局、志らくは談春よりも早く真打ちへと昇格。


談春は自ら名乗り出て、志らくの真打ち昇格パーティの司会を務めました。





その後、談春も志らくより2年遅れて真打ちに昇進しました。















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